【板前レシピ】姫竹/根曲がり竹/食べ方/レシピ

下処理/下ごしらえはもちろん!水煮/焼き物/蒸し焼き/天ぷら(揚げ物)/作り方!!美味しい姫竹/根曲がり竹の食べ方を全部まとめて徹底解説!

姫竹/根曲がりについて

姫竹/根曲がり竹とは

地方によって呼び名が異なり、姫竹(ヒメタケ)、姫筍、根曲がり竹と呼ばれる。

とはいえ通常の筍(タケノコ)とは異なり、千島笹(チシマザサ)の若芽。

姫竹 旬

5月~6月

主な産地

山陰地方、信越、北海道、東北地方など

姫竹の形や味わい

姫竹は通常の筍とは異なりしゅっとした形で細く、小さい。

アクも少なく歯触りがよくサクッとした食感をしていて香りもよい。

食べ方

煮物、焼き物、揚げ物など様々

姫竹についての説明はこれくらいにして

どもども板前ちっぴぃです。

今回!姫竹の下処理/下ごしらえ/水煮/食べ方の解説していこうと思っているのですが、

なんと言いますか、とにかく姫竹をまだ食べたことがなければ一度は食べるべき!?

とオススメしたくなるほど旨い!

更にこの姫竹!通常の筍と異なりアクが少なく下処理/下ごしらえに糠などを使う必要がなく、ほとんど手間がかからないのも魅力的!

とはいえ筍と同様で収穫後、時間が経ってしまうとアクが増してしまいます。

参った...使い忘れてた。

値引きされてたから買ったけど結構日数経ってるかな?

なんて不安な方もいるかと思いますので、そんなときのちょっとしたアクの抜き方/アクの取り方の解説もしていこうと思います。

 

 

姫竹/根曲り竹/下処理/下ごしらえ/水煮の作り方

1 ヒメタケを洗い、しっかりと泥や汚れを落とす。

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2 先端付近を斜めに削ぐように切り落とす。

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※斜めに切り落とした様子。

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3 画像のように切り口からヒメタケの皮に真っ直ぐ包丁で切り目を入れる。

コツ!ポイント!

※切り目を入れずそのまま茹でる方もいるが、通常の筍の下処理のように切り目を入れることで、火が通りやすくのはもちろん。切り目を入れることで皮が剥きやすくなる。

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4 湯を沸かし、沸いたらヒメタケを入れ10分~15分ほど茹でる。

コツ!ポイント!

※茹で時間に関してはヒメタケの大小や状況が異なるなど正確に何分とは言えないが、沸いた状態で15分ほど茹でれば問題ないと思われる。

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5 茹で終えたら火を止めそのまま冷ます。

コツ!ポイント!

※ヒメタケや筍全般に言えることだが、収穫後、時間が経つとアクが強くなる。

ヒメタケに関しては筍とは違いアクが少なく糠(ぬか)などを使う必要はないが、収穫後日数が経過している場合、冷めるまでではなく一晩置くことをオススメいたします。

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姫竹/根曲り竹/保存方法

6 水煮(茹でて)にして冷ましたヒメタケの皮をむく。

コツ!ポイント!

※皮に入れた切り目から開くように皮をむく。茹でる(水煮)際に皮に切り目を入れておくと、剥きやすい。

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7 タッパーなどに水、茹でて皮を剥いたヒメタケを入れ冷蔵庫に入れる。

コツ!ポイント!

※その日の内に食べるのがベストだが、毎日、水を替えれば2~3日は保存可能。

ただし、日が経てば経つほど風味や味が落ちてしまう。

また、水煮を冷凍保存することも可能。

ただし、風味や食感は落ちる。

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姫竹/根曲り竹/酒蒸し/蒸し焼き/ホイル焼きの作り方

1 ヒメタケを洗い、泥や汚れをしっかりと落とす。

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2 アルミホイルの上に洗ったヒメタケを重ならないように並べ、酒、塩を振りかける。

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3 アルミホイルでヒメタケを包む。

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4 グリルに入れ10分~15分ほど焼く。

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5 焼き終えたらグリルから取り出し、器などに盛り付け完成。

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※焼き終えたヒメタケの皮を剥きそのままでも美味しくお召し上がり頂けます。

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姫竹/根曲り竹/焼き方/焼きヒメタケの作り方

1 ヒメタケを洗い、泥や汚れをしっかりと落とす。

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2 洗い終えたヒメタケをそのままグリルに入れ10分~15分ほど焼く。

コツ!ポイント!

※途中、中の様子を見ながら火力を調整する。

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※画像のようにしっかりと焼き色がつくように仕上げる。

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3 焼き終えたら器などに盛り付け完成。

コツ!ポイント!

※画像のように皮にしっかりと焼き色をつけても身は鮮やかな緑色をしている。

そのままでも美味しくお召し上がり頂けますが、少し塩や醤油をつけたり、マヨネーズをつけて食べるなど、好みに合わせてお召し上がりください。

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姫竹/根曲り竹/天ぷら/揚げ物/下処理/作り方

1 ヒメタケを洗い泥や汚れをしっかりと落とし水気を切る。

2 先端付近を斜めに切る。

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3 画像のように切り口から真っ直ぐに皮に切り目を入れる。

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4 皮に入れた切り目から開くに皮を剥く。

コツ!ポイント!

※どこまで剥くなど耳にすることがあるが、目安として乾いた感じがする部分(皮)は剥く。

乾いた感じのする部分(皮)は、ほぼ間違いなく食べたときに口に残ると思ってよい。

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※皮を剥いた様子。

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5 切り口(根元付近)は乾いて硬くなっていたり変色しているため切り落とす。

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6 目的や盛り付けのイメージに合わせて好みの長さに切る。

※今回は半分に切っている。

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7 好みの長さに切ったヒメタケを縦半分に切る。

※必ず縦半分に切ること!

コツ!ポイント!

※縦半分に切るには理由がある。

そのままの状態で揚げるとヒメタケが破裂する恐れがある。

破裂すると油が飛び散り危険なので必ず、縦半分に切ること!

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姫竹/根曲り竹/天ぷら/揚げ方/作り方

※天ぷらを揚げるときの温度/衣(ころも)/粉打ち/揚げ方など以前、詳しく解説している記事がありますので、こちらをご覧ください。 

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8 ヒメタケに薄く薄力粉をまぶす。

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9 油を温め衣をつけたヒメタケを揚げる。

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10 器に天紙を敷きヒメタケ天ぷらを盛り付けて完成。

コツ!ポイント!

※軽く塩をつける。天つゆをつける。塩を軽く振りかけ、さっとレモン絞るなど好みに合わせてお召し上がりください。

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どうでしょうか?

ヒメタケは筍と違い、アクが少なく下処理がとても簡単です♪

しゃきしゃき、さくさく、とした食感で甘味もあり香りもよくとにかく旨い!

この機会に是非お試しください。

姫竹が近くで売っていない。興味があるけどどこで売ってるいるのだろうか?など気になる方が居ましたら参考までにこちらをご覧ください。

 

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それでは皆様お付き合いありがとうございました!

また宜しくお願い致しますぅ。